とある大学院生の英語学習

英語学習の備忘録をつらつらと。TOEIC・英検対策。

Sanitize・Disinfect・Sterilizeの違いとは?

こんにちは。

ジンセイメイソウチュウの大学院生です。

今日は「消毒する・殺菌する」を示す英単語について整理したいと思います。

具体的には、sanitize・disinfect・sterilize について触れていきます。

 

1.消毒する

私達が最近日常でよく使う「消毒する」は sanitize を使うべきだと思います。

Merriam-Webster における sanitize の定義は以下のようになっています。

"to reduce or eliminate pathogenic agents (such as bacteria) on the surfaces of (something)"

「細菌類を減らす・排除する」という表現に留まっていることからも推測できるように殺菌の度合いがあまり強くはない「除菌する」という意味がピッタリとはまるのかなと個人的には考えています。

実際に、手の消毒液は hand sanitizer というようです。

また、Googleで画像検索をすると "SANITIZE HANDS HERE" のような普段日本語で見かけるような看板も確認できます。

 

2.殺菌する

続いては「殺菌する」に関してです。日本語では「消毒する」とか「除菌する」よりも殺意が強い?ような印象があります。

英語では disinfect と sterilize を殺菌具合によって使い分けるのがいいと思います。

Merriam-Webster における disinfect の定義は以下のようになっています。

"to cleanse (a surface, a device, a supply of water, etc.) by destroying, inactivating, or significantly reducing the concentration of pathogenic agents (such as bacteria, viruses, and fungi)"

disinfectにおいては「死滅させる・無効化する・劇的に減らす」という表現になっており、先ほどの sanitize との違いを明確に感じ取ることができます。自分の中でもこのくらいの表現から「殺菌する」という言葉を使うような感覚があります。

先ほどと同様にGoogleで画像検索をしてみると、disinfect では一見すると sanitize と似たような画像が並んでいるように見えますが、大きな違いとして手を保護するための手袋を装着している点です。手袋を装着する必要があるような殺菌力が強い薬品を使う際にこの単語を使えばいいのだと思います。



続けてsterizileの定義です。

"to free from all viable microorganisms (as by the use of steam or dry heat)"

sterilize では「全ての生存している微生物を排除する」のように、上に述べた二つよりも殺意が強い表現となっています。熱を用いるとも書いてあるため、完全に細菌を死滅させるという場合に使うのが最適と思われます。

Googleの画像検索を見てみると、UVを照射する実験機器や手術用具、熱湯で殺菌している画像など、明らかに菌を殺しにかかっている印象を受けます。

 

以上をまとめると、上に述べた3つの単語の強さは
 sanitize < disinfect << sterilize
のような順序になっており、普段「消毒する」と言いたい場合には sanitze を使っておけば問題がないということになりますね。

医療従事者の方や研究をしている方は disinfect や sterilize まで使うと思っておくといいと思います。



 

「味が濃い・薄い」は英語で何という?

こんにちは。

ジンセイメイソウチュウの大学院生です。

本日は3つの異なる「濃い/薄い」について勉強していこうと思います。

 

1.味が濃い/薄い

「味が濃い/薄い」を表すためには、strong と weak を使います!

基本的には「(食事や飲み物の)刺激が強い/弱い」という場合に用いられます。食事の味が濃いという場合以外にも、コーヒーや紅茶、アルコールなどにも幅広く用いられます。

濃いコーヒーなどと言うときに「ストロングコーヒー」という形で日本語にも入ってきていますね。

ex) It has a pretty strong taste.

 

2.スープが濃い(濃厚)/薄い(サラサラ)

「スープが濃厚/サラサラ」を表すためには thick と thin を用いる。

thick は 濃度が高いことを示しており、転じてドロドロしている様子。

以下に thick soup と thin soup の写真を貼っておきます。

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3.人口密度が高い/低い

この場合には dense と sparse を用います。

dense crowd や sparse population のように使われることが多いです。

コロナ禍で一世を風靡?した「密です」は dense を使うのでしょう。

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では本日はこんなところで。

 

 

 

 

 

register, sign upなどの「登録する」を表す英単語の使い分け

こんにちは。

ジンセイメイソウチュウの大学院生です。

復習がてら勉強した内容を共有していこうと思います。

本日は「登録する」を表す英単語の使い分けについてです。

 

1. register for A

ここでのAは大学の講義など。forには「~を求めて」という意味があるので

「講義を求めて」というニュアンスになると思われる。

ex) I registered for the class this semester.

 

2. register A with B

情報 (A) を役所など (B) に登録する。

ex) You have to register a reagent with the institution.

 

3. sign up for A

通販やウェブサイトに新規登録する。

ex) Please click the URL below to sign up for this website

 

他にもいろいろあると思いますが、一度にたくさんは覚えられないので。

特にsign up forに関しては日常生活でもよく使うと思います。

ではでは。

 

TOEIC955点を取るまでの道のり

こんにちは。

ジンセイメイソウチュウの大学院生です。

今日は私がTOEICを955点取るまでの道のりをお話ししたいと思います。特に大学受験をしてきて「ReadingとWritingはそこそこ出来るけど、ListeningとSpeakingが壊滅的だよ」っていう方に読んで欲しい記事となっています。ではスタート。

まず、前提として私は高校の時にReadingに関しては相当勉強をしており自信がありました。具体的にはセンター試験(今では共通テスト)が9割程度はとれるくらいでした。でもリスニングは6割程度しかできませんでした。

現在Readingがあまり伸びない人もいると思うので、私が高校時代に本当に良かった教材を一つご紹介したいと思います。それが「All in One」です。

こいつはいい。本当にいい。人生で最も反復した本で間違いない。

中身は下に示したように短文が多く掲載されているという形式です。その文の中に様々な単語や文法的知識が散りばめられています。

この本は本当に「自然な英語」が使われていると学校のほぼネイティブの先生達が口をそろえて言っていました。研究室においてネイティブが使う英語に触れる今となっては本当にそう思います。

この本の最大の利点は「一冊ですべてが完結する点」です。まさにAll in One。

この一冊をやるだけで英語中級者へは必ずステップアップできる。これは私が保証します。私はこれ以外の文法書はやってません(リスニングに関しては私は受験には必要がないと全くやらなかったのですが激しく後悔しています)。

一冊やればいいということは精神衛生上すばらしい。

TOEICのReadingが伸び悩んでいると感じている人は一度TOEIC専門の本から離れてこの本をやってみてもいいかもしれません。おそらく世界が変わります。

(Duoは私はやったことがないのですが、似たような形式だと聞いています。どちらでも自分に合う方をやればいいと思います。All in One というものも選択肢の一つに入れていただければ幸いです。)

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さて、このくらいで私のAll in Oneの熱いプレゼンは終わりにしましょうか。

 

続いては私がListeningを伸ばした方法について語っていきたいと思います。

私は前述の通り、Listeningはほとんど勉強したことがなく、TOEICの模試も200点とかしか取れていませんでした。それを約半年で485点まで上げることができました。

現時点でどのくらいListeningの点数が取れているのかによって勉強する内容は当然ながら変わっていくと思います。

1. 300点以下の場合 ➡ そもそも根本的なListening力の底上げをする必要がある。

2. 300点以上の場合 ➡ TOEIC用のListening勉強をしていい。

結論から言えば、まだ300点に届かない人に関してはTOEICの模試に触れる必要はないと私は考えています。もっと根本的なところから勉強していかないと伸びないし、なにより楽しくないです。もし運良く目標の点数を突破できたとしても、それは「運がよかった」に過ぎず、次のステージには進めないと個人的には考えています。

では「根本的なListening力を向上させるためにはどうしたらいいのか」という問題にぶち当たると思います。実際に自分も直面しました。どのようにこの問題の解決に取り組んだのかを共有したいと思います。

まず、私は「なぜ英語を理解できないのか」ということを考えました。そして、理解できないことを以下の四つの要素に分けました。

 

1.単語の「音」が分からない。

2.単語の「音」は分かるが、瞬時に意味に対応しない。

3.単語が連なり「文」になったとたんに聞き取れない。

4.「文」は聞き取れるが、脳の処理速度が追い付かない。

 

これらが全てクリア出来てようやく「英語を理解できる」のです。多くのブログやSNSで触れられていることは後半の二つのような気がします。ですが、前半二つがおろそかであるために英文を理解できていないケースが多くあると私は考えています。

一つ目から順に見ていきましょう。

 

1.単語の「音」が分からない。

当たり前のことですが、発音できない単語は聞き取れません。一つ例を挙げるならば「allow」とかですかね。この単語は「アロウ」ではなく「アラウ」と発音します。知らなければ「アラウ」という音を聞いたときに処理できません。

こんなこと中学・高校で習ったし、当たり前だよと思う方も多くいると思います。ですが、もう一度自分に問いてみてください。どれだけ単語勉強をするときに発音を意識していますか?アクセントは常に意識していますか?発音記号の違いは理解できていますか?

これらの事まで意識出来ている人はあまり多くないと感じています。実際に自分もそうでした。私の場合には発音記号やアクセントまで意識を向け始めて、一つのブレークスルーが起こったと思います。何より単語学習が楽しくなります。

発音記号を勉強するのに、私は主に以下に示す「英語耳」を用いました。

それぞれの発音記号について非常に詳しく説明があるだけでなく、音声を聞くこともできます。自分の発音を録音してこの音声と比較することで、どのくらい近いかを毎日確認していました。

また、最近はYoutubeにも非常にたくさんの方が発音の動画を上げてくださっているので、それでも勉強したりしていました。(year と earの違いとかでは非常にお世話になりました。子音を頭に入れるのって難しいですよね。)

以上をまとめますと、単語の発音はListeningにおいても非常に大事ってことです。

 

2.単語の「音」は分かるが、瞬時に意味に対応しない。

発音記号はそこそこ勉強して、「音」は理解できるけど瞬時に意味に対応しない問題。これも多くの人が感じている課題かもしれません。この課題の解決のためには、二つのアプローチがあると考えています。

一つ目は「瞬時に意味が理解できない単語を画像検索すること」です。

私が考える一般的な単語帳の最大の欠点は「写真や絵がないこと」だと思います。文字だけで覚えろって言われてもイメージまでつなげることが出来る訳がありません。(単語とイラストをセットにした単語帳だれか作ってください...)

なので私は下に示した画像のように、単語と画像をセットで覚えるようにすることを心掛けていました。ちょっとした情報でもいいと思います。「Surplusは晴れてるから良い意味なのかな」とか「Deficitは暗いし悪い意味なのかな」とかそのくらいでも良いんです。Listeningで瞬発力が求められる際に、その単語が良いか悪いか分かっているだけで解ける問題は格段に多くなります。

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二つ目は「単語帳を見まくること」です。

解決するアプローチとか言っておきながら脳筋ですみません。でも結局これが必要不可欠なんです。見る回数を増やさないと単語と意味を瞬時に対応させることは不可能です。

私がTOEICを受験する際には、Advertise が非常に苦手でした。単語を聞いても意味とリンクさせるのに1秒くらいはかかっていたと思います。(TOEICでは死ぬほどこの単語が出てくるので致命的でした笑)

私は金のフレーズのAdvertiseのページに付箋を貼って、一日に10回くらい復習していたと思います。その際に「宣伝する」という言葉ではなく、絵としてのイメージを思い浮かべながら見ていました。

そんなことをしているといつの間にか、瞬時に理解できるようになっていました。

 

以上の二つをまとめると、音と意味のリンクのためには質も量も大事です。

(ほんとに当たり前の事しか言っていなくて申し訳なくなってきましたが、当たり前の事をいかに継続できるかが結局大事なんだと思います。)

 

3.単語が連なり「文」になったとたんに聞き取れない。

4.「文」は聞き取れるが、脳の処理速度が追い付かない。

これらの二つの問題は同時に解決できる素晴らしいツールがあるので、まとめて説明させていただきます。

英語には独特なリズム、抑揚、音の消失・連結などを始めとする、日本語との相違点が多く存在します。これらを攻略しないと、いくら単語が理解できても英文を理解することはできません。

どうやって攻略しようかと色々調べていたところ、以下に示す教材を見つけました。

「究極の英語学習法 K/Hシステム」です。私の救世主といっても過言ではないです。

この教材は単純に言えば「2分ほどの英文をリズムなどを含めて丸暗記する」というものです。丸暗記することを通して、英語のリズムや抑揚、音の消失などを体に染み込ませることが出来ます。また、この本では単に何も考えず英文を暗唱するのではなく、英文を前から理解することで、音を聞きながら平行して理解するトレーニングも積めます。そのため、この本をこなすだけで上記した3,4の課題を同時に解決することが出来ます。

私はこの教材を約4か月やり続けました。毎日少なくとも1時間は、2分ほどの英文をリズムなども含めて完璧に暗唱できるように練習し続けました。そのくらい時間をかけないと身につかないと思いますが、そのくらい時間をかける価値のある教材だと思います。

この本を学習するメリットとして、当然ながらスピーキングもネイティブに近づきます。まあ、ネイティブの英語を一生真似し続けるので当然と言えば当然ですね。私は研究室にいるアメリカ人の人から「子供の頃海外に住んでたの?」って言われました。(決して自慢とかではなく、それくらいまでに英語力を向上させることが出来るという事を伝えたかっただけです。いや、1割自慢が入ってます。ごめんなさい。)

まとめると「英語独特のリズムや音の消失の攻略がListeningには必要不可欠」という事ですね。そのためにK/Hシステムは非常にオススメです。

 

以上長々と偉そうに解説してすみませんでした。

何か一つでも皆さまの英語学習の助けになる要素があれば作家冥利?に尽きます。

これからも皆さん英語学習を楽しみましょう!

 

ジンセイメイソウチュウの大学院生